とらドラ!


今更ですが最終話まで見ました
以下ネタバレあり





































いやー面白かった。
文化祭でのプロレスショーでの大河のロープワークも良かったし、ミスター★福男での竜児の頑張りも良かったし、生徒会長演説の後の大河の殴り込みも凄く良かったし、竜児と大河のキスシーンも良かった。
最終話を見終わって何か釈然としないものが残ったので、ブログでの評判とかを大分調べたけど、大抵の人は満足してるんだよね(ここで言っている"大抵の人"は、自分よりもよっぽどアニメを見ている人だ)。満足しているというか、「釈然としないものは残るけど、おおむね問題ないしオーケー!」みたいな感じ。
ほんと?それほんと?
自分はこのアニメを見て大河と竜児が大好きになったし、大河が大好きだけど竜児の嫁だから間違っても「大河は俺の嫁」とかは言わないよ。大河は竜児の嫁だから。でも自分のデスクトップの壁紙は久しぶりに変わった。大河萌え。

最終回を見終わって何か釈然としないと言った。何かが足りないと思った。それは自分が考えるにラストが急展開過ぎることに起因していて、要するに大河がトンカツを食べに行かずにどこかに行ってしまって(たぶん母親の所に戻るんだろうなー、みたいなことは容易に想像出来るけどどこに行ったのかすらわからない)、どのようなことをしてきて(自分へのけじめをつけてきたはずだけど、何をしてきたのかもわからない)、竜児がどんな思いで卒業式まで待って(その間連絡があったかどうかすら描かれていない)、そしてこれが大事なわけだが、二人はこの後どのように生きていくのかすらもわからない。

もちろん想像力を働かせれば「あー二人はこのあと幸せに暮らしたんだろーなー」くらいは想像出来る。
でも、二人が二人とも家族構成に何かしらの問題を抱えている中で、どーして少しだけでもいいからそのへんを描いて終わらなかったのか。

要するにやっちゃんと竜児と大河が一緒にご飯食べてるシーンを1分でもいいから描いてくれていたら満足していたんだよ、自分は。大河のお母さんに関しては目を瞑るよ、割とどうでもいいんだそこは。「この後みんな幸せに暮らしました」という描写がないせいで、なにかひどく中途半端なエンディングに思えてしまう。

だって最後にセーラー服の大河が戻ってきてたけど、あれって「ごめん。私やっぱりお母さんと一緒に暮らすね。」みたいなことを言いに帰ってきたかもしれないわけじゃん。というかその可能性の方が高いと思うんだけど。だからこそ大河の口から「これからはずっと一緒だよ。竜児、大好き」みたいなことを言わせて欲しかった。いや、別に自分がにやにやしたいわけではなくて。

というわけで笑いあり涙ありアクションありと非常に良いアニメだったのにも関わらず、25話じゃ足りなかったんじゃないかというのが自分の印象。もうちょっとハッピーエンドですよ、と明示してくれた方が自分は好きだなぁ。